働く人・暮らす人を
漏水という見えない損失から守ること。
当社は、上水道や建築物の漏水調査や
漏水防止対策コンサルティング業などを行う会社です。


漏水は日常の使用量に隠れ判別のつかないまま、
設備の異常などによって
いつの間にか発生しています。
漏水調査は、地中・建物の壁や床など、目視できない埋設された水道管路部分で発生した漏水を発見し、修繕部位を特定するものです。
早期に発見することで、正常な状態に戻し「経済的損失」を最小限に抑止するだけでなく、二次災害である「腐食や道路陥没」などの事故を防止することもできます。これらは、貴重な水資源の有効利用に繋がるものであり、漏水調査は暮らしの安全・安心のため重要な役割を担うものです。

基本的調査の流れ(敷地内の場合)

作業計画
施設の漏水量及び配管図面等のデータ収集を行い、調査遂行上での問題点を検討します。そして、施設に適した調査工法を決定し、調査の説明・手順等を打ち合わせします。

現場下見調査
漏水調査を実施する施設の配管図面と調査場所を照合する作業で、施設の給水管の正確な埋設位置を確認し、散水栓・分水栓・消火栓等の位置を明確に把握します。

流量測定
施設内に発生している漏水量を把握する作業で、直圧給水部分は量水器により、高置水槽以降の流量は高置水槽の水位降下量により測定します。バルブ開閉作業が可能であれば、漏水が発生している給水系統を特定します。

音聴調査
散水栓・給水栓・止水栓・消火栓等を音聴棒で直接音聴し、漏水音の有無を確認する作業と地下に埋設された給水管の漏水によって発生する漏水音を漏水探知器で地表面から探知する作業があり、使用水がなく各種騒音の比較的少ない時間帯を利用し、漏水音を探知します。

確認調査
他の調査によって得た漏水音(漏水疑似音)を元に、漏水箇所の特定を行います。漏水と疑わしい場所に、電動ドリル・ボーリングバーで穴をあけ、漏水による噴射音・湿りなどから漏水箇所の位置特定します。

報告書作成
現場での漏水調査完了後、調査結果データを分析し、今後の漏水防止対策指針を打ち出します。調査結果を基に、各種統計・分析資料・レポート・調査写真集・漏水位置図等の報告書を作成します。


基礎的対策
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配水量・漏水量等を分析・検討することは「漏水防止」の基礎となる重要な業務です。
①漏水防止の準備
・財源、組織の確保
・図書類(配管図、区画図等)の整備
・区域の設定、計量設備の整備
②実態調査
・配水量、漏水量の分析、水圧測定
・漏水原因の追究、漏水の分析
③技術開発
・漏水量測定法、埋設管探知法
・漏水発見法、修理法
対症療法的対策
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地上漏水の即時修理や地下漏水の漏水調査及び修理等を行う業務です。
①機動的作業
・地上漏水の即刻修理
②計画的作業
・地上漏水の早期発見、修理
予防的対策
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配水管・給水管の改良更新、水圧のコントロールを行うなど、漏水の原因を取り除く業務です。
①他工事立会い
・管路の巡回・立会い
②配・給水管の更新改良
・布設替、給水管整備、腐食防止
③水圧調整
・管綱整備、ブロック化
源圧弁の設置